スギヤマ酒店 a.k.a. ハチオの酒について

皆さまはじめまして。
石川県加賀市にありますスギヤマ酒店四代目杉山佳津也(かづや)と申します。

本名はかづやでなぜハチオなのかと思われたことかと存じます。
それは僕が小学生の頃まで話はさかのぼります。
友達作りが苦手だった僕が考えに考え抜いた秘策「誰よりも先に困った友達を助ける(消しゴムを素早く拾う、お茶を取ってくるなど)」というミッションを繰り返しやっているうちに、友人たちから忠犬ハチ公のようだと称賛されるようになり、いつしかハチオというニックネームで呼ばれるようになりました。

大学進学で上京したりと紆余曲折を経て家業の酒屋を継ぐことになった僕ですが、それまでは全く日本酒を飲む生活とは無縁でございました。しかし今では四代目になったからというわけではなく毎晩たしなむように(適量です)なっております。

家業を継いでから、様々な酒蔵さんにお邪魔し酒造りの現場を拝見したり、蔵元、杜氏、またそこで働かれている多くの人たちからお酒に対する想いを見聞きしてまいりました。そんなこんなで知れば知るほど日本酒の魅力に憑りつかれるようになっていった次第でございます。

日々の食卓はもちろんのこと、夏は微発泡の生酒、冬は温めて飲んだり、また春はフレッシュな新酒など季節での楽しみかた、九谷焼などの工芸品の器で飲む楽しみかたなど、日本酒には日本の風土や文化に根付いた様々な楽しみ方があります。

昨今、全国には美味しい日本酒たくさんありますが僕の住む石川県だけでみてもめっちゃ美味しい日本酒がたくさんあって、その年ごとのお米の出来や仕込み方で味わいも多種多様です。

そんな石川県の美味しい日本酒を全国の皆様に忠犬ハチ公のようにお届けすることができればとの思いからハチオの酒と名付けさせていただきました。色々と至らぬ点もあるかと思いますが、今後ともハチオの酒をよろしくお願いいたします。